忘れんぼ母ちゃんのメモ
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保育・子育てのこと

なぜブログを立ち上げようと思ったのか パート1 その②

保育と子育ては違う 長男の初めて子育て

思い描いていた子育てと現実のギャップ

待望の第一子!

赤ちゃんとはゆったりとほほえみあって

のんびり過ごすものだと思っていました。

ところが、あっという間に10ヶ月で歩くようになり、

こんなに人ってあっという間に成長するものなの?

嬉しいけれど さみしいな と思ったものです。

転んでも泣かず、注射もへっちゃら。

1歳になる前に、もう抱っこもさせてくれず、

『おろしてくれ〜』と暴れられました。

当時は1年で仕事復帰だったので、

1歳の誕生日前に、0才児クラスに途中入園しました。

慣らし保育はすこぶる順調。

母子分離で全く泣かず、

迎えに行くと『まだ遊ばせろ〜』とばかり、切り替えができない。

「母子関係を疑います(苦笑)」と先輩保育士に、冗談半分本気半分で言われました。

二人でいるときには 元気だなあ くらいで

あまり感じなかった衝動性多動性が 0歳児クラス入園の時から保育園の集団の中では目立ち、

1〜2歳児クラスの時には 噛みつきもありました。

今日はお友達のこと噛んでいないか 毎日ハラハラ

先生も大変だったと思います。

注意されるときょとん。「気にしてない!わかってない!」と人より余計に注意される。

悪気がないから なぜ怒られているのかわからなくて

怒られる不快な場面から逃れたいという防衛意識が働き

視覚優位なこともあいまって

目に入る 別のものに気を取られて、そちらを見ていることで 更に怒られる。

どうすればいいかわかりやすく教えてもらえれば そのとおりにできる子ですが

「どうしてあなたはそうなの」「もうやらせてあげません」など否定的なことや

どうして良いかわからないことを言われると、かんしゃくを起こす。

「逆ギレするな」と更に怒られる。

泣くまで注意されるけど 泣くのは反省からではなく、わけがわからなくて悔しいから。

今思うと本当に 長男に対して、気の毒なことしていたな

今のようにネット情報も発達していなくて

多様性とか発達障害について学ぶ場や知識はなく、

親たちはもちろんのこと、保育士など子育ての専門家と呼ばれる立場の者たちにも

子ども理解が 浸透していない時代でした。

愛情を注げば、 しつけをすれば、 抱きしめれば なんとかなると信じられていた時代。

私にはそれが足りないの? これ以上どうすればいいの?

悩み 落ち込み 自信をなくし 保育士というプライドもズタズタ。

こだわりも強い長男のことが理解できるまで、私も周りの人もとても苦労しました。

やっと今は笑い話に

今では大学生で、優しくて思いやりのある青年に育っています。

行動は小学校の3年生あたりから、だいぶ落ち着いてきました。

しかし、忘れんぼうで、物の扱いはまだまだ雑で、

牛乳をコップに注ぐ時に、まだ年に何回かはこぼします。

それでも、一番大変だった4〜7歳の時期のことを思えば、

中学生の反抗期なんてなんとも思わないくらい、

全然たいしたことなかったなあ。

 

次回は、なぜブログを立ち上げようと思ったのか パート1その③「母も保育士も向いていないと悩んだ日々」に続きます。

*具体的に、私自身にどのような変化があり、どんな勉強をして、どのような考え方や関わりを試みたか、長男が落ち着くまでのことも、おいおいお伝えしていきます。