忘れんぼ母ちゃんのメモ
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保育・子育てのこと

【実習生必見情報】

保育園の先生を目指す人が、避けて通れない実習。

きっと緊張いっぱいの思いでいる学生さんも多いと思います。

でも大丈夫。

ぜひこれを読んで参考にしてくださいね。

たくさんの実習生を迎えてきた先輩保育士からのアドバイスです。

少しでも見通し持って、安心して実習に臨めますように。

応援しています!!

【実習に向けての流れ】

1、実習園を決定する

*学校によって、流れは違うと思います。保育園への連絡をいつ頃入れたらよいか、必ず学校(大学・短大・専門学校)の先生に確認してから行いましょう。学校によっては、自分でアポイントメントを取らずに、決めてくれる学校もあります。

2、オリエンテーション日時を決めるための連絡をする

*これも学校によって違います。自分で事前連絡を取る場合と、学校(実習担当の先生等)がお膳立てしてくれる場合もあります。日時が決まったら、スケジュール管理はしっかり行いましょう。

3、オリエンテーションに参加

*【時間厳守】

オリエンテーションの時間には遅れないように、10〜15分前には到着するようにしましょう。(園から、「早くこられても困る。5分前に来るように。」など指定がある場合には、それに従います)

*【メモをとる】

ノートと筆記用具を用意して、しっかりとメモを取りましょう。

*【実習日誌に書き込む内容の確認必須】

実習日誌の内容で、前もって聞いておけば書き込める先生のお名前や園児数、クラス名や園の方針などは、このオリエンテーションの日に、その場で聞いて教えていただくか、資料をいただき、実習までの期間で書いておけるところは記入し、気持ちの準備をしましょう。

*【上履き持参】

園にスリッパを出させる実習生もいますが、上履きを用意しておくと、見通しを持って準備のしっかりできている子だな、と評価が少し上がりますよ。

*【質問事項をまとめておく】

質問はメモ用紙にまとめておきますが、オリエンテーション中に実習生担当職員から答えを言ってもらえることも多いので、その都度書き込んでクリアにしていきます。最後に、答えがなかった質問事項に関して、質問をさせていただきます。「質問はありますか?」と言ってもらえたら、「ありがとうございます。〇〇について、教えて下さい」と聞きましょう。また、教えてもらったら、メモをして、わからないところに関しては、遠慮せずにさらに確認をしましょう。最後にお礼を伝えるのを忘れずに。

*【各園方針に従う確認事項】

①通う時の服装②実習中の服装③エプロンの装着の有無④名札有無(カラーガムテープに記入、安全ピンつき既製品、手作り等)⑤保育中のメモの可否⑥部分実習⑦ノートの書き方⑧先生への接し方⑨職員室への入り方⑩大事にしているところ(子どもと接する事優先、先生の接し方をよく見ること優先、裏方に徹すること優先、その時々で臨機応変に動けることなど)その園が求める大事なことをしっかりと意識して、学ばせていただく気持ちを忘れずに。

【質問をしよう】

「質問しないとやる気のない生徒と思われるから、必ず質問しなさい」などと学校から指導され、無理やりとってつけたような質問をしてくる人や、「質問は〜えっと、いや、大丈夫です。」などと答える人もいますが、本当にわからないことをそのまま素直に聞いてくださいね。もし、何も思い浮かばない場合は、例えば「初めての実習なので、今はわからないこともわからない状態で、すぐには思いつきません。緊張すると気も利かず、ご迷惑をおかけしますが、その都度教えてください。よろしくお願いします。」などと言えば、しっかりとした質問ができなかったとしても、「なるほど、不器用だけど気持ちはある人なんだな」と好感が持たれますよ。

【保育中の動き/メモの確認】

「もし、わからないことがあったら、その場で聞いたほうがいいですか?後でまとめて聞いたほうがいいですか?」と言う質問も多いです。これは2択なので、先生によっては、「その場で聞いて」と言う人と、「後でまとめて答えるね」と言う人がいます。正確には、その場で答えを聞かないとできないことはその場で聞きましょう。(補助の先生と一緒に給食を取りに行ったほうがいいのか、テーブルの準備をしたほうがいいのか、子どもを見ていたほうがいいのか、など)あとでも答えてもらえることは、後で聞くようにしましょう。メモをして忘れないようにしておくか、「保育中にメモをとるな」という園もたまにあるので、そこも事前に確認し、その場合は覚えておいて、質問をしていいと言われた時間に聞きましょう。判断に迷う場合は、主担当の先生でなくても、補助の先生や確認のしやすそうな先生にそっと聞いてみるのもいいでしょう。

【お礼の気持ちを言葉に】

職員は、本来業務を行いながら、実習生のために時間を使ってくれている、ということを忘れずに、感謝の気持を持って、こんなふうに言ってみましょう。「今日はお忙しい中、オリエンテーションのお時間を作っていただきありがとうございました。○○日から、実習に参りますので、よろしくおねがいします。それでは、失礼します。」と。こんなふうに明るくご挨拶をすれば、好印象間違いなしです。実は、ここまで言う学生さんはあまりいませんので。「今回の学生さんは礼儀正しくていい実習生さんだな。来るの楽しみ」と思われますよ。

4、実習

*【到着時間】

ロッカーで着替えてから職員室に行くので、身支度の時間も考えて、園には30〜40分前につくようにしましょう。特に初日はそれよりも気持ち早めにつくくらいに行動しましょう。他の実習生や新人保育士さんに聞いてみるのもいいでしょう。概ね、8時30分始業なら、7時50分〜8時前には到着しておくようにします。慣れてきたら、2〜30分前くらいに到着でもいいでしょう。ただし、園の風習のようなものもあります。もっと早く来ることを求める園や、反対に、8時20頃に用意ができていればOKというおおらかな園もあります。そこは郷に入っては郷に従いましょう。

*【実習は学ぶ場/質問をしよう】

初めての外部実習は色々と大目に見てもらえることが多いです。(学校の附属園は、外部機関でしっかり実習できるように、厳しい場合もあるようですが)こんな事聞いてもいいのかな?などと迷い、わからないままにしていて、「わからなかったら、なぜ聞かなかったの?ちゃんと聞いてね。」などと言われるよりも、勇気を出して、「初めてで何もわからず、こんなことを聞いて恥ずかしいのですが、〇〇について教えて下さい」などと、聞いてみてくださいね。

*【実習態度が良いと採用に繋がる場合も】

私立の園の場合、実習態度が良くて、園の職員から気に入られると、「ぜひ、我が園にきてほしい」と言うお言葉をかけてもらえることもあります。誰かに気に入られるということは、自分の自信にもなりますよね。もしもそのような声をかけていただけたら、「そんなふうに言っていただけてありがたいです。」と言いましょう。その場で気持ちがあることやないことに触れるのは控えるのが後々の進路変更がある可能性を考えると無難です。元々その園に本当にお世話になりたい!と思っていた場合は、「私も〇〇園で働けることを夢見ていたので、そんなふうに言っていただき本当に嬉しいです。ありがとうございます!」と気持ちを伝えてOKです。本命が他にある場合は、あまり期待させるようなことを言わずに、ただお礼を伝えましょう。

5、実習ノート提出と回収

最終日の実習ノートを出しに行く日時を決めて、届けます。(大抵は次の日の朝)

いつ頃取りに行ったらよいかを伺い、再び訪れて、ノートを受け取り、実習は終了です。(先生方は忙しいので)実習日誌を書き終わっているかどうか、連絡をしてから来てほしいと言われることもあります。事前に連絡が必要か、特にしなくてもよいかを聞いておくと安心です。

6、お礼状を郵送

*【お礼状は手紙か葉書で】

学校で書くことが決まっているところと、特になく、本人の意志に任せている学校があるようです。負担にならない程度に、書くことが好きな人や、その園で働きたい意思がある場合は、アピールを兼ねて、必ず封書にてお手紙を、できれば手書きで、園の素晴らしさや先生方への感謝を思いを込めて丁寧に書きましょう。特に思い入れのない園や、書くことが決まりではない場合も、葉書などで、お決まりの定型文でも構わないので書き、礼儀は示しましょう。

*【社会人を意識して】

私立の場合は、実習態度が良いことが前提ではありますが、手紙の内容によっては熱意が認められて、採用に結びつくケースもありますので、働きたい気持ちが本当にある場合には、そのようなことも意識して、感謝の気持や園の素晴らしかったところ、益々保育士になりたいという気持ちが高まったことなどを書いてみましょう。

【実習に向けての準備】

オリエンテーションが終わり、いよいよ実習が始まります。オリエンテーションの内容は、園によって全く違います。実習が終わって学生同士情報交換するとあまりの違いに驚いてしまうこともあるでしょう。

*【先生と子どもの名前を覚えて/顔と名前を一致させよう】

これが得意な人は、苦労なくコミュニケーションが取れる才能がある人ですね。苦手な人も、まずはこれが仕事の1つだと思って、意識して覚えていきましょう。事前に名前だけを教えてくれる園もありますが、個人情報の観点から、事前に教えてくれない園も増えています。その場合は、実習が始まってから覚えていきます。「みんなの名前を覚えたいから教えてね。」と初日は何度も、復習を兼ねて名前を呼んでいきましょう。呼ばれた方も悪い気はしないものです。数日経っても覚えていないと「まだ覚えていないの?」と子どもに不満に思われることもあります。「お目々パッチリ早口のAちゃん」「やんちゃな坊主頭のBくん」「おとなしい坊主頭のCくん」など、顔つきや髪型や性格と結びつけて覚えると覚えやすいです。思い出せない場合は、上履きや持ち物に名前が書かれているのをそっと見て呼ぶか、「ちょっとAちゃん、黄色い服のあの男の子って、なんて言う名前だったっけ?忘れんぼさんだから教えて」などと、しっかり者の子どもに聞いてみるのもいいでしょう。

*【子ども/先生の呼び方】

名前の呼び方に注意:職員のことは「〇〇先生」と名字「S木先生」などで呼び(幼稚園は「A子先生」と名前で呼ぶ園が多い)、子どものことを、「Aちゃん」「Bくん」と下の名前で呼ぶ園が多いようです。園によっては先生とあえて呼ばない園、子どもたちの名前は「〜さん」付けで呼ぶ決まりのある園。あだ名禁止の園もあります。今どきは減ってはいますが、家族のように親しみを持って名前を呼び捨てで呼ぶ園など、それぞれのルールがあります。見学で各クラスに入った時に、先生たちの呼び合う姿や子どもたちを呼んでいるのを聞いて、もしもポリシーを持ってそう言っているのかもしれないなど、自分の常識とは違うと思える違和感を感じた場合は、確認しておくといいでしょう。そして、もしも違和感を感じたとしても、実習の間だけはその園の方針に従いましょう。ちなみに、もしも、先生は子どもを呼び捨てにしていても、実習生は、同じように呼び捨てにしてはいけません。親しい間柄だからこそ、呼び捨てで距離感近くても信頼関係が成り立っているのです。実習生は、「ちゃん、さん、くん」を必ずつけて呼びましょう。

【持ち物を揃えよう】

忘れ物はありませんか?チェックシートを作って、チェックをすると、忘れ物をするリスクを減らせます。

下記に、一般的な持ち物を記します。*持ち物は園によって異なります。

□実習日誌

□メモ帳

□筆記用具

□コップ

□おはし

□タオル

□エプロン2枚

□三角巾

□ジャージ

□Tシャツ

□部分実習道具(絵本・パペット)

□うわばき(初日のみで、最終日まで置かせてもらう)

□名札

□給食費(最終日)

【実習日誌 前もって書けるところは記入しよう】

オリエンテーションで情報を入手したと思いますので、事前に書き込んでおきましょう。

【部分実習 年齢別にいくつか用意しよう】

*【手遊び】

導入の手遊びもいくつかバリエーションを用意しておきます。

*【事前準備を万端に】

例えば、制作(製作)を教えるなら、準備はかなり必要です。折り紙やのり、はさみなどは園で用意してもらえるのか、自分で用意するのか、学校や園の方針もあると思いますので、その辺りも双方に確認して、方針に従って対応してください。担任の先生に、事前に実習案を見ていただき、やり方を見直し、アドバイスを受け入れて案を練り直すことも大切です。年齢にあっているかどうかはもちろん、その園、学年、クラスによっても子どもたちの成長は違います。一般的な発達年齢に応じた規定のものを用意しつつ、担任の先生の意見も十分に聞き入れます。こどもたちにとってやさしいもの、少しガンバって取りくむもの、等、ねらいによっても変わってきますので、いずれにしても自分なりの目的を明確に持ち、失敗から学ぶ気持ちを持って臨みましょう。

【実習が始まったら】

【一日の流れ 実習生立ち位置を把握】

園によって、年令によって、一日の流れも大きく違います。

年齢クラス別ではない園や、

縦割りだったり、クラスの垣根を超えて、

選択性を用いている園も少数ですがあるかもしれません。

よくあるのは、朝の会で実習生を紹介してくれる場合です。

突然振られてしどろもどろにならないように、

自己紹介の練習もしておきましょう。

【自己紹介/挨拶の練習】

今までの実習生がよく言っていたことで好感が持てた挨拶文(実習初日と最終日)を載せておきますね。

あわせて、NG例も載せておきますね。

挨拶例(実習初日)

今までの実習生がよく言っていたことで、好感が持てた文をのせます。↓

「私の名前は〇〇です。先生になりたくて、勉強しに来ました。」

「〇〇組さんと、いっぱい遊びたいと思います。よろしくおねがいします」

「私はうたが大好きです。いっしょに歌ってくださいね。」(部分実習を意識して)

「体を動かすことが大好きで、鉄棒が得意です。園庭で一緒に遊びましょう。」(*逆上がりなどを見せると、やりたがる子も出てきます。安全面の確認を。介助の仕方などを確認し、実習生が介助を行ってもよいか、必ず担任に許可を得ましょう。逆上がりは年長児にならないとさせない園もあります。年中児からやらせている園もあります。怪我につながることは子どもが痛い思いをするだけでなく、保護者とのトラブルにもなりますので、怪我のリスクが伴う行動には気をつけましょう。運動会が近くて逆上がりを頑張っている時には、お手本として活躍してもらい、重宝されることもあります。)

「走るの大好きです。鬼ごっこして、一緒にあそんでくださいね」

お別れの時の挨拶例(実習最終日)

「みんなとあえてとてもうれしかったです」

「〇〇組の先生やみんなと会えて、ますます先生になりたいと思いました。」

「一緒にお散歩に行って、とても楽しかったです。ありがとうございました」

挨拶NG例(気持ちはわかるけれどちょっぴり違和感)

✕「先生は、他の園でもアルバイトやボランティアや実習をしたことがあって、〇〇先生って呼ばれていました。△△組さんのみんなも、〇〇先生って呼んでください。」→○「私の名前は□□〇〇です。」(*園ごとに方針が違います。「〇〇先生」と、名字で呼ぶのか、名前で呼ぶのか、担任の先生にあらかじめ確認しましょう。)(*子どもたちにとって、どこで実習したとかアルバイトしたとかはあまり興味がないので、言わなくてもいい情報です。)

✕「私はピアノが得意です。」→○「私はピアノが好きです。」(*保育士の中にはピアノはプロ並みに上手な人もいます。自信があることは大切ですが、「好き」くらいに控えめに表現しておくと無難かもしれません。)(*採用試験ではしっかりアピールしましょう)

✕「みんな〜、大きくなっても先生のこと忘れないでね」→○「みんなのこと忘れないよ」(*自分中心な思いが出てしまっています。子どもファーストの精神でいきましょう)

✕「毎日とても充実して有意義で貴重な夢のような時間をすごさせていただいた事は本当にいい思い出になると思います。みなさんには心から大変感謝しています」→○「みんなと〇〇できて、とても楽しかったです。どうもありがとうございました。」(*難しい言葉で文章が長すぎます。大人には思いが伝わりますが、子どもは集中力が短く、理解しにくいです。)

【実習の乗り越え方】〜脳機能を利用した健康メンタル術〜

積極的な態度ってどんな態度?

実習担当の先生が必ずと行っていいほど言う言葉の1つに、

「実習中は積極的な態度で臨みましょう」

というものがあります。

 

実習中は緊張もするし、

実習日誌は毎日書かないといけないし、

直しもあるし、明日のことも考えないといけないし

やることに追われ、慣れないことを、一日通して行います。

本来は、純粋にどんなお仕事をしているのかを知り、

どのような過ごし方をしているのかを知り、

接し方を学んだり、子どもの発達を知ったり、

自分なりの目標を持って学ぶことが重要なのですが。

ついつい評価があることで、見られていることを意識したり、

失敗しないように、注意をされたくない、傷つきたくない

といった緊張感が高く保守的な実習生さんも増えています。

 

ところで、積極的な態度ってどんな態度か?

職員たちはどのような実習生を求めているのか?

それは、やる気のある実習生です。

それが積極的ということを指しているのです。

 

ガツガツとなんでも「やります!やります!」と

明るく大きな声で、先生の仕事を奪うほどの姿勢を見せる

そんな積極的な言動をさしている

と思う人も多いようですが(たしかにそれを求めている先生もたまにいますが)

あなたはあなたのキャラのままで大丈夫です。

自分らしく実習してほしいと思います。

無理して自分らしくなく振る舞う必要はありません。

 

ただし、手遊びや絵本を読ませてもらう機会を与えてもらえたら、

失敗してもいいから、ありがたくやらせてもらいましょう。

そういったところで、「やったことがないから」と、

自信がなくて断る人もいます。

でも、やったことがないからやってみたらいいのです。

絵本がスムーズに読めなくても、子どもたちの育ちには影響はしません。

「手遊びは知らないから、できません」と言う人もいますが、

そこは、クラスメイトや先輩や先生に聞いたり、

今はYouTubeもありますので、前もって予習しておくことが必要です。

それが実習に臨む 積極的な姿勢 の一つとして評価されるところです。

手遊びを知らない場合でも、先生のやっている手遊びをその日のうちに聞き出して

歌詞を書いたり 身振り手振りの演じ方を覚えて、

自分のものにするくらいの意欲を持っていることも大切です。

 

あなたが得意な歌やピアノやダンスやあそびや体操などなど、

自分らしさを生かせるチャンスが訪れるように

得意なことはあらかじめ先生に伝えておき、

「ちょっとやってみて」と言われたらチャンス。

自分の強みが仕事の場で活かせて、

自分も役に立つ♫という感覚も感じてほしいと思います。

セルフコンパッション 〜自分をねぎらう=人を褒める?〜

アルバイトやボランティアの経験もなく、

初めてのお仕事体験となる人も多く、

そんな人は特に、お疲れマックスな日々を

数日間から数週間過ごすことになることでしょう。

それにしても、実習生さんたちは皆本当によく頑張っています。

お疲れさまです!!

そう、自分で自分を褒める これが大切!!

恥ずかしいと最初は抵抗があるかもしれませんが、

誰も聞いてやしません。

自分を褒めて認めて大事にできるのは、

あなただけなのです。

他人はコントロールできないので、誰かに

褒めてもらいたい 認めてもらいたい 大事にしてもらいたい

そんな気持ちを委ねたり期待したりするのはやめましょう。

アドラー博士も「嫌われる勇気」で言っています。

承認欲求を捨てよと。

 

まずは、自分の心のケアから。

ありのままの自分を認めて褒めましょう。

いい言葉は脳が聞いています。

でも、自分を褒めるのに抵抗がある、

という人に朗報です。

言葉は脳が聞いている と言いましたが、

主語を認識しないと言われています。

だから、人をたくさん褒めていると、脳が聞いていて

自分のことをよく言われていると勘違いを起こすのです。

そこを利用して

自分を褒めるのに抵抗ある人

認めることを言うのが恥ずかしい人は、

他人を褒めまくることも

実は心の健康に良いのですよ。

今すぐ他人の悪口はやめて、

人のいいところを探して褒めて認めましょう。

これは、保育の仕事をする上でも、

今後とても役立つスキルになります。

いい事づくしですね!

モチベーションを高める考え方

保育士になりたいという夢を叶えるための

第一歩でもある実習。

モチベーションの高め方も人それぞれでしょう。

こんなふうに考えて、乗り越えてみてくださいね!

 

・ここさえ乗り切れば、国家資格が手に入る!

・大好きな子どもたちに毎日会える!

・好きなことで食べていく生活が手に入る!

・未来を担う子どもたちのために働くことができる!

・憧れだった仕事に一歩近づいている!

・あんな先生のようになりたいな〜。

・明日もあの先生の素晴らしい保育を真似できるように学ばせてもらおう!

などなど。

この期間だけ!!と割り切って(笑)

いや、そんな事思う余裕なんてない。

とにかく必死。

ここをどうにか乗り切れればいい。

まあ、そんな人も多いかもしれませんね。

乗り越えるのに、完璧を求めなくても大丈夫。

でも、当たり前ですが、投げやりはだめよ(苦笑)

気をつけること

実習中ここだけは気をつけて、ということがあります。

それは?

実習中は、安全面だけは気をつけましょう。

 

こう言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、

私達は、保護者から、大切な命を預かっています。

子どもに怪我をさせるようなことがないように。

責任はまだない実習生とは言え、

自分のせいで子どもたちが怪我をしては、

自分自身も傷ついてしまうことになりかねません。

有意義で楽しい実習になるためには、

安全面が確保されていることが大前提。それが根底になくてはなりません。

一人で判断したり抱え込むことをせずに、

困ったことがあれば、すぐに担任の先生や実習担当(副園長や主任)の先生に相談しましょう。

実習を乗り越えるための実践10選

次のことを掲げて、実践してみましょう。

①実習日誌は毎日必ず書く②前日準備③睡眠時間確保④入浴(疲れを取る)⑤食事(栄養を取る)⑥笑顔で挨拶(大きめの声)⑦感謝(気持ちと言葉で表現)⑧軽い運動(ストレス予防)⑨水分補給⑩自分をほめる

*紙に書くと、やるべきことが整理されて、視覚的にもわかりやすく、モチベーションが上がり、具体的に行動が進みます。

*体と心は連動しています。脳科学的にも良いとされている内容や、ストレス解消法も含まれていますので、是非実践してみてくださいね。

【実習で一番大事なこと】

さいごに。実習で一番大事なことはなんだと思いますか?

「やる気?」「時間を守ること?」「忠誠心?」

実習に限らず、保育者として働く社会人としても、大事なことですよね。

*「やる気」

「やる気」がある人は見ていて気持ちがいい。

学びたい!役に立ちたい!というやる気!!

先輩たちから何かを吸収しようとする意欲が違います。

そこに、素直さがあると、さらに伸びしろ大きいですね。

*「時間を守ること」

「時間を守ること」はもちろん実習生だけでなく、社会人として大切なことです。

「いかなる理由があっても、時間を守れない人は社会人として認めない」

という厳しい上司が職場にいたこともあります。

時間概念の薄い私にとっては耳の痛い言葉でした。

私のように時間概念の薄い人は、それなりの工夫や対策が必要です。

目覚まし時計やスマホのアラーム機能などを駆使して、

時間を守れる人に成長しましょう。

脳の特性上 ここがどうしても厳しい人には、

時間概念がなくても、食べていかれるお仕事はありますので、

そういった職業を選ぶことも視野に入れてもいいかもしれませんね。

*「忠誠心」

「忠誠心」は、郷にいっては郷に従えということでもあります。

反骨精神が大事な職業や職場も世の中にはありますが、

保育の世界にはあまりそぐわない精神です。

献身的な心を持つ人は、やはり保育の世界には向いていると思います。

忠誠心というと、言いなりみたいですが、ここでは、

「園の方針に合わせて、協調性を持って働く」ということです。

子どもたちにとっても、連携の取れたいいチームであることが、

素晴らしい保育を生み出します。

もちろん、こどものために、学んだことを活かし、実践できるよう

自分の考えや意見を相手にわかりやすく

理解してもらえるように、伝えることは必要です。

もしも保育方針そのものに葛藤が生じる場合は、自分の価値観に近い、

保育をしている園を働く場所として選ぶことも大切です。

新しい保育や世界の保育、古き良き保育等々、様々な保育についてよく学んだ上で

自分の理想とする保育を知り、

理想とする保育に近い保育をしている園をみつけることができたら幸せですね。

私立の園の保育観は長年培ってきた伝統がありますので、

変えようとすることは困難だと思ったほうが良いでしょう。

*「一番大事なこと」

実習で大事なこと、3つほどあげてきました。

それぞれ大事ではありますけれど、

一番ではないのです。

それでは、実習で一番大事なことは何か。

 

おまたせしました!

それは、

「身体が一番」大事です。

え〜そんなこと?

そう、そんなことです。

コアラは、初めての保育園実習で、

気持ちはとても楽しんでいたのですが、

体が言うことを聞かずに

高熱を出してしまいました。

熱が下がっても喉がガラガラ、声が出なくなって

そんな声になったのも初めての出来事でした。

普段熱なんて出さないのに、

こんな時に限って!と思いました。

実習態度は高く評価されたものの

体調管理ができなかったことでマイナス評価となり、

悔しい思いをしたのです。

結果的には、実習期間が伸び、職場にも学校にも迷惑をかけてしまいました。

正規職員で風邪ひいて休んでいる人もいるじゃない、

と悔しく思った若かりし頃の幼い思いも正直ありました。

トータルで見れば、いろいろな方の思いに立つことができましたし

この体験は、自分にとって とてもいい体験となりました。

こうして、実習を迎える方に 同じ失敗をしないように

アドバイスもできるのですから。

 

できるだけ早寝早起き。

ご飯もしっかり食べて、

喉を痛めたりしないように気をつけてくださいね。

初めての実習では、風邪気味の子どもたちもいますし、

免疫力が低下しているところでは、体調も崩しやすくなっています。

体調管理は、社会人としての大切な視点として、大きく評価されるところです。

病気なんて誰でもするのなのですけれど、

実習生として、もし休むような事態になると、

体調管理ができていないと低評価がつき、

短い期間の中での その一面しか見てもらえないので、

普段から身体が弱いとか、

体調管理が上手でない人と、残念ながら思われてしまいます。

特に、私立の園の場合、採用を決定する人の目の前で働いています。

休みがちな人を採用したいと思う園は少ないのです。

 

健康だけには自信があるという人は、

保育士に限らず、社会人として働く才能のある人だと言えますね。

普段から、免疫力を上げて、

心身共に健康な状態を保てる生活を心がけていきましょう。

当たり前のことですが、とても大切なことです。

 

健康でないと、やる気があっても、園で仕事ができないのです。

健康でないと、時間を守る以前の問題で、仕事にならないのです。

健康でないと、忠誠心があっても、仕事もできずに、伝わらないのです。

健康に、園に行くことで、初めて子どもたちのために、保護者のために、

お仕事ができるのです。

体調管理を万全に 〜健康第一!!〜

 

以上、実習で一番大事なことでした。

実習体験は、あなたの身体がそこにないと始まりませんからね。

その体験は必ず財産になります。

保育の道に進むときも、そうでない道を選んだとしても。

次回は、【噛み付く子の対処法】をお届けします。噛み付く子がクラスにいて困っている保育士さん、うちの子どうして噛むの?と悩んでいるお母さん、必見です!噛み付く子の行動と理由、考え方、対処法などを、様々な立場を経験したコアラが、よくあるハウツー本とは一味違う内容をお届けします。