第36回 社会福祉士 おかげさまで合格しました
社会福祉士を目指す方へ
次回の第37回からは試験内容が少し変更するそうですね。
試験の内容は今回はおいておかせていただき、
勉強の仕方についてお話をさせていただきます。
社会福祉士試験は、現役生(新卒)は合格率が高いけれど、
既卒者は合格率が低い統計結果が出ています。
若者世代に比べると50代は物忘れがひどくなり、試験勉強の習慣からも遠く離れた世代・・・
特に仕事や家事をしながらの試験勉強は、
時間を作るのにも一苦労の方は多いのではないでしょうか。
時間の面では、30〜40代に比べると、子育てはちょっと一段落ついている方は多いかもしれません。
記憶力や理解力等の面では、私はただでさえ、物忘れがひどいため、昔のような暗記力はなくなっています。
では、我々世代はどのように試験を突破したら良いのか?
もちろん自己流でこれまでもうまくやってきた方はそれで大丈夫だと思います。
もし、あまり今まで勉強してこなかったという方は、
自分がやってきたことが少しでもヒントになれば幸いです。
2年前に受験資格を取るために一般養成施設(専門学校)に入学
2022年に私の場合は神奈川県内にある茅ヶ崎リハビリ専門学校に入学しました。
児童発達支援センター(障害児通園施設)での経験があったため、実習は免除になりました。
受験資格としては、大学に編入学し、卒業したばかりだったので、
4大卒としても、一般短大卒+相談援助実務2年でも、入学資格があり、
どちらにしても同じ条件ですが、1年以上の一般養成施設(以下、「学校」と記す)での学びが必要(実際は2022年4月入学、2023年9月卒業の1年6ヶ月在籍)ということになりました。
せっかちなので、本当は6ヶ月の短期養成施設での学びで、入学年度の2月にすぐに受験したかったのですが、短期養成施設の中央福祉学院 ロフォス湘南(社会福祉主事の資格を取得する際に大変お世話になりました♡)では、入学条件が合わず、一般養成施設としてなら入学条件が合うかもしれないということで、茅ヶ崎リハビリ専門学校等を紹介していただき、ご縁あって茅ヶ崎リハビリ専門学校に入学することになりました。
今となっては、もし短期養成施設に入ることができていても、きっと受かっていなかったと思います。(ロフォス湘南さんがいいとか悪いとかそういうことは一切関係ありません)
なぜかというと、社会福祉士国家試験は、勉強する科目数が多すぎて、50代で物覚えが悪く、年金や保険のことなど世間知らずでず〜っときていた自分には、他の人が常識で当然知っているようなことでも全くもって知らないことが多すぎました😅
そんなわけで、半年では学ぶ時間が圧倒的に足りないということがわかったからです。
なので、私の場合はですが、たっぷりと約2年かけて(学校には1年半在籍)勉強する時間があり、受験の日を迎えられたことはとてもよかったです。
では、どんな勉強をしたのか、学校の内容と自分の勉強方法をこれからお伝えします。
まずは、受験資格を得るために、学校ではどのようなことを学習したのかを、お伝えします。
レポートは2ヶ月で4本ずつ、合計32本を提出

レポートは、1年半の間に、合計で32本提出する必要がありました。
提出の頻度は、2ヶ月で4本でした。
(実習がある生徒さんは、5本の月が3回ほどありました。)
1課題で1200字以上1500字以内でまとめます。
manabaというクラウド型の教育支援サービスがあり、
manabaにログインして、レポートを提出します。
ワードで文章を作っておいて、manabaの提出用の枠に貼り付けて送信するだけです。
第4種郵便物として、郵便で15円とか25円などの格安で送ることもできますが、
私はこの方法で提出はしたことはありません。
AからDまで評価は4段階あり、Dの59点以下だと不合格になります。
私は社会福祉主事の資格を取る時にもレポートは散々書いてきており、(社会福祉主事の資格を取得する際は、ロフォス湘南さんでお世話になりました。この時のスクーリングでは全国の地方公務員の方たちと仲良くなれて本当に楽しかったです🎵)
通信制の大学でもレポートは必須、
もちろん大学院(通信制)でもレポート課題はあり、
おそらくですが、同じ50代の世代の人たちの中では比較的書き慣れていると思われ、
また、もともと作文は得意な方なので、出題の意図さえわかれば特に困ることもなく、
おかげさまで不合格になることはありませんでした。
ただ、特性としてKYで独特な理解をするところがあり、
問題の意図がどうしても汲み取れない時があり、
その場合には職場の人に聞いたりしました。
また、専門学校の先生にmanabaのメールを通じて質問をしたこともあります。
わからないことはわからないと素直に質問させていただくことで、
ヒントをくださったり、丁寧に答えていただき、とても助かりました。
特にO先生には大変お世話になりました。
茅ヶ崎リハビリテーション専門学校の社会福祉士合格率は?

もともと合格率が高い学校という評判ではありましたが、今回の合格率は、本専攻科開設以来過去最高となる96.3%で、社会福祉士一般養成施設通信制63校中、第2位という好成績だったそうです。
たくさんの人が合格できるような学びのシステムや環境を整えている学校にお世話になることができて本当に良かったです。学校の先生方や一緒に頑張ってきた仲間たちに感謝の気持ちでいっぱいです。
スクーリングは2回

学校の在籍は1年半、オリエンテーションはズームにて、
スクーリングとは別に入学月の4月にありました。
スクーリングが2回あり、
1回目は1年生の時にあり、3択で、どのグループになってもズーム開催でした。
2回目は2年生になってからで、コロナが多少落ち着いたこともあり、私が希望したグループは対面となりました。
2回目のスクーリングも希望は3択でした。
土日の希望者はズームに、平日希望者は対面となりました。
私は平日を希望し、初めて茅ヶ崎リハビリテーション専門学校へ足を運ぶことになりました。
ズームで顔を合わせたことがある人たちと、対面で会うことができて、なんとも言えない感動がありました。
その時に出会った人たちとはラインでグループを作り、勉強をするモチベーションをお互いに高めあうのにとても役立ちました。
普段の勉強方法

一つの学びでなく並行で学んだことで相乗効果
私の場合は、茅ヶ崎リハビリテーション専門学校だけではなく、大学院にも同じ時に入学し、発達支援の保育士としての仕事のほかに、3足の草鞋(わらじ)を履くことになりました。
さらに、特別教育支援士(S.E.N.S)と、早期発達支援コーディネーターも取得したくて、ちょっと欲張りすぎた感はありますが、学びの内容としては全く違う分野ではないために、相乗効果が生まれ、結果的には合格に結びついた一因となっていると思っています。
3日坊主を何回もやる
できれば毎日勉強できればいいのですが、私は完璧主義もどきのところがあり、
極端なところもあります。なので、調子よく続けられることもありますが、
一度崩れると、極端になり、もういいや・・・となる場合があります。
なので、完璧にできない場合、そうならないように、また始められるように、3日坊主を何回もやることにしました。
結果的には、時々何もできない日があっても、できない日が何日も続くことは無くなりました。
レポートをきっかけに勉強
2ヶ月に4本レポートを提出しなければならないという宿題が定期的にあることはとてもいい刺激になっていました。
必ず仕上げなくては卒業ができないので、これはとてもいい強制力として働きました。
教科書を音読

レポートを書くために、いやでも教科書は開くので、書き終わった爽快感と共に、
本来学校の先生たちは何を自分たちに学ばせたかったのかを考えて
重要そうなところは教科書をそのまま音読しました。
要約するのは苦手なタイプなので、教科書丸ごと暗記するつもりで音読すると、
よくわからない内容もスーと入ってきて納得できました。
音読を録音して通勤時に聴く

私は車で通勤しているのですが、通勤時にはYouTubeを聴くことが多いです。
時々自分の声を録音して、聞いていました。例えば、ソーシャルワーク専門職のグローバル定義を5回くらい繰り返し吹き込んだものを聞いてこれはもう丸暗記しました。
Akiko Oishi Music社会福祉士ソングというチャンネルで、歌にしているのは、自分は音階が入ってきて、歌詞はなかなか入ってこない特性があるため、覚えるためとか理解するためではなかったのですが、歌がよくできていて興味深く聞いていました。もっと話題になってもいいのにな、と思えるくらい歌(音楽性)の完成度が高く、この分野のことを歌にするという発想が面白くて好きです。
YouTubeを同じテーマで続けて、いろんな人のものをみる
それでもよくわからない場合は、YouTubeで検索して、わかりやすく説明してくれる動画を4〜5回、同じテーマでいろんな人のもの(共通テーマを複数の視点で作られたもの)を見ました。

たとえば年金制度なら、まずは定番のカリスマ先生のを見て、mniいけ先生の倫政チャンネルもわかりやすくてよかったです。「高校生のための・・・」と書かれていますが、社会福祉士の資格を取りたい人のためにもなります!何回も見てとてもよく理解することができて助けてもらいました。miniいけ先生で理解してからまたカリスマ先生に戻って、さらに言っていた意味がよく理解できるなど、相互的に補完できてとても良いコンビネーションとなっていました。

ちょっと脱線して、両学長のリベラルアーツ大学でも学びました。ほかにもいろんな人が年金制度については語っているので、社会福祉士のテストのために、というよりも、自分の知識を純粋に増やすために学んでいたところもあります。
おすすめチャンネル

①カリスマ社会福祉士
社会福祉士を目指す人にとっては、言わずと知れたカリスマ先生。社会福祉士や精神保健福祉士、公認心理士を目指す方は、おそらくほとんどの方がお世話になっているのではないでしょうか。約100本の動画の中に、全ての科目が網羅されており、丸暗記ではなく、わかりやすく説明され、理解できるようになっています。その後に、過去問でその分野ではどのような問題が出されているのかの傾向を知ることができます。そして、正解の回答だけではなく、各選択肢について丁寧に解説されており、選択肢を選ぶ際のコツなどもさらりと教えてくれます。KYで問題の意図が汲み取りにくい特性がある私にとって、出題者の意図がわかる解説は神でした。豆知識も知ることができるなど、完璧な作りです。

②ふくし合格ネット
いろんな先生が真面目に授業したり、わかりやすく教えてくれて、バラエティに富んでいます。特に、賛否が分かれるところかもしれませんが、私的には小泉仁先生がふざけすぎていて本当に面白くて、個人的には大好きです。勉強って笑いながらやると記憶に定着すると聞いたことがありますが、とても効果的だったように思います。いっぱい笑わせてもらい、夜中に一人で吹き出して笑ったりして、家族にもかなり怪しいやつだと思われていたに違いありません。2月の国家試験が終わり、発表まで不安で仕方がない時に、笑って不安を吹き飛ばしたくて、ヨンシャイン小泉講師には試験後もお世話になりました。重要人物覚え方講座が特に大好きです。

③easyさんの社会福祉士国家試験学習チャンネル
わかりやすくて、もっと早く出会いたかった〜♡と思うくらい、試験3ヶ月前くらいに見つけたチャンネルです。個人的に苦手分野の「社会保障」をものすごくわかりやすく説明してくれて、本当に助かりました。他にも「福祉サービスの組織と経営」「現代社会と福祉」「社会理論と社会システム」「福祉業財政と福祉計画」「権利擁護と成年後見制度」などについて解説してくれています。easyさんは「苦手な科目は作成しておりません、ごめんなさい」と言い、私にとっては苦手な分野ばかりを本当にわかりやすく、基礎に自信がない人向けに作ってくれています。自分が苦手な分野が得意な方って、個人的には本当にすごいなあと思い、めちゃくちゃ尊敬しています。

④JINチャンネル
「福祉のスタバ化を」というキャッチフレーズで活躍されているイケメンのお兄さんです。科目の説明もわかりやすいですが、科目だけではなく、モチベーションを高めるための動画も出ていて、その時の自分の必要性に応じて動画を見るとやる気を高められます。

赤マル福祉

赤マル福祉は、茅ヶ崎リハビリ専門学校でもお薦めしていたコンテンツです。
過去問が第29回から第35回まで過去7年分も収録されており、クイズ感覚で問題を解き、解答の選択肢の解説もしてもらえます。
共通と社会専門それぞれの問題を解いた数に対しての実施度と、正解(2回正当で習熟度をカウント)の習熟度が表示され、
さらに、各科目ごとの実施度と習熟度も表示されます。
トークン方式で、問題が解けると羽が一枚もらえて、もう一問正解すると2枚もらえてマックスとなります。
でも、間違えると羽が一枚消えてしまい、殿堂入りとはならないのです。
正解だと枠が赤くなり、不正解だと青くなります。問題を解いた日時も残ります。

学習中の人数が表示され、あ〜今こんな夜中だけど、5人学習しているなあ、などがわかり、意欲が高まります。
普段は10人未満の人数しか見ませんが、受験1ヶ月前になると今まで見たことのない人数が62人とか、表示されていて驚きました。
毎日1問は解いて寝ようという目標にしていました。
問題に慣れることと、わからない分野を理解することを目的にしていました。
赤マル福祉とYouTubeと教科書

問題に対して答えは覚えてしまうので、どちらかというと、不正解の問題に対して、なぜその答えになるのか、というところを、間違えた後にそのままにせず、必ずyoutubeで検索して理解してから寝るようにしました。
また、なかなか覚えられない人名に対しては、最初は諦めが肝心と思い、捨てるつもりでいましたが、夏から秋頃にかけて、YouTubeで人物に関しての物語を見るのにハマって、例えば石井十次さんの物語は映画を見るかのように立て続けに6本くらいいろんな人が作っているものを見ました。流石に何をした人か覚え、語呂合わせなどの暗記で覚える必要はなくなりました。ストーリーで覚えると、楽しいし定着することを実感しました。また、ライオンの製品をなるべく使おうなどと思ったり、色々な人たちの温かさを感じることができました。
理解をしてから、問題を解く、間違えたらなぜ間違えたのかを分析して、間に合いそうならその対策を行う。間に合いそうもなければ諦めてできることを続ける、ということを大切に取り組んできました。
カリスマ社会福祉士の動画の年表などを丸写し勉強法

1日1動画を目標に、約100本あるので to do チェックリストを作りました。
私の場合は、平日に1本、朝は聞き流す。
仕事から帰ってきて夕食後に、写経のように画面の年表や資料を写す。(手書きやエクセルやワードにて作成)
問題を解いて本当に理解しているかチェックする。
理解していなければ別の動画を見て理解する。
そして、暗記が必要な科目は、どうしたら楽しく暗記できるかをYouTubeで検索して、覚える。
または、自分でオリジナルの語呂合わせやリズムネタを創作し、暗記をするようにしました。
家族にアウトプットもかなり有効
土日の休みの日に何本かまとめてみるようにして、覚える中で知らなかったことや、改めて知ったことや、面白かったことや感動したことなどを、家族にアウトプットしました。
アウトプットすることで、あれ?意外とわかっているつもりでちゃんと覚えられていなかった、という箇所がはっきりするため、また改めておさらいすると、かなりしっかりと定着しました。
人に教えることで、相手も「へ〜」となることもあれば、「は? あ、そ、そうなの」となることもありますが、お構いなしにアウトプットしていると、今ママは覚えるために言っているのだなと、こどもたちも諦めて聞いてくれるようになりました。
また、誰も聞いてくれないというか、家に誰もいない場合、遠慮なく自分の声を録音して、その説明文を車の中などで聴くことにより、自分に教えてもらいながら、復習ができる、ということにもなりました。
チェックリストは下記のような感じで、1周目は表を写さなくても、とりあえず聞いて理解したということで、チェックをどんどん入れていきました。
3ヶ月で1周!!
⬜︎ 社会福祉士国家対策1 日本の戦後福祉(福祉三法・六法・八法)24:24
⬜︎ 社会福祉士国家対策2 日本の戦前福祉(救済政策と民生委員制度の歴史)24:37
⬜︎ 社会福祉士国家対策3 日本の社会保障制度(年金、医療、雇用、労災、介護)33:57
⬜︎ 社会福祉士国家対策4 生活保護制度(4原理、4原則、8扶助)31:06
一番右の数字が動画の時間ですが、平日の眠たい日には、10数分の動画を見つけて、とりあえずそういった短いものでもいいから、ちゃんとコツコツ毎日見て、チェックをして、減らしていきました。
そうこうしていると、意外と100本なんてすぐにみることができてびっくりしました。
長い道のりだと思っていましたが、3ヶ月もかからずに見終わりました。
それで、2周目は写経のように裏紙に書き写したり、
時間に余裕がある時にはエクセルでおんなじように綺麗に年表を作って自己満足して印刷して出し、冷蔵庫に貼ったりしていました。
自分で作った年表は愛着が沸いて何回も見ました。
でも、数字だけが並んでストーリーとして入ってこないので、やはり動画の説明も大事になりました。
カリスマ社会福祉士動画を3周することを目標としていましたが、全くそこまで辿り着くことはできませんでした。
修士論文をサボっていたので、11月までは社会福祉士の勉強に力を入れてきていましたが、2周目はしっかりと周り切らないまま、中途半端に終わりとなってしまいました。
でも、1周はちゃんとしてきていたので、そこは自信になりました。
修士論文の締め切りが1月31日

12月から1月31日までの2ヶ月間を修士論文強化月間とし、社会福祉士の問題は寝る前に、赤マル福祉を必ず何問か解いて寝る、というルールにして乗り切りました。
修士論文と国家試験は多分使う脳みその部分が違うと思われ、切り替えるのは大変でしたが、順番として、先に修士論文が締め切りで本当に良かったと思いました。
修士論文は深く深く思考を掘っていって見つかるようで見つからない答えを考えながら寝ると、朝起きた時にはっと何かを思いついて書き記す、みたいなことを毎日続けて、修正を加えていく世界でした。
テスト勉強とは全く違うけれど、修論は修論の面白さがあり、わからなかったことが見えてきた時のあの爽快感は卒論の時にもありましたが、あの感覚にハマると本当に楽しくなります。
ちなみに、1月27日(土)28日(日)はS.E.N.S養成セミナーを申し込んでいたので、論文に集中するために申し込まなければ良かったと思うこともありましたが、講座の科目が「学力のアセスメント」についてと、「発達障害と医療」、「特別支援教育概論(システム)」についての内容ということもあり、社会福祉士の科目とかぶっており、修士論文で「特性理解」「自己理解」というキーワードで研究しているため、ヒントとなることがたくさんあり、結果的にはとても助かりました。
指導教官とレターパックやメールでのやり取りをしつつ、どうにかこうにか形になり、提出できる状態にまで仕上げることができました。
ギリギリまで整え続けて、31日17時までに提出のところ、16時半に提出をいたしました。
ギリギリセーフですね💦
国家試験はその4日後の2月4日(日)

人間の集中力の限界に挑戦!!といったタイトルがぴったり当てはまるくらい、
こんなに集中して勉強をしたことは、学生時代の受験の時でもなかったかもしれない、と思えるほど
目標がしっかりあると、人って頑張れるものだなと思いました。
あと、「勉強ってわかると楽しいな」と思えたのは、私にとって学生時代にはあまり感じられないことだったので、誰かがいつか言っていたその言葉の意味がようやくわかったような気がしました。

まとめ
今回、社会福祉士と修士号(教育学)のダブル取得することができ、2年前に思い描いていた合格したいなあ・・・という目標は達成できました。
今後はこの資格をどう活かすか、どう役立てるか、ということになるのでしょう。
実は、すでに、経過として勉強している最中に、仕事にはどちらも生きてはいました。資格云々関係なく、勉強したことが、すぐ目の前の保護者や保育者からの質問に答えられるきっかけとなったりと、とても役立ちました。
勉強したことがすぐに仕事に直結して生きていく、だから、勉強することがとても楽しく思えたのかもしれません。
ジェネラリストの視点が圧倒的に足りない自分の視野を広げるための社会福祉士の挑戦でしたが、本当に取り組んで良かったと思います。
世間知らずで無知な自分ですが、ほんの少しだけ知識が人並みになった部分もできたかと思います。
また、改めて、自分はジェネラリストよりもスペシャリストが向いているタイプだという自覚を持つこともできました。
でも、専門家として極める視点も大事にしつつ、全体を見る視野の広さを意識して持つことの大切さがとてもよくわかり、学んで良かったと思いました。
きっかけをくれた職場の上司の方達や、同僚に感謝です。
特に上司たちは知識量が半端なく、ものすごい知識の量と、見立ての凄さ、的確さ、謙虚さがあり、あんな風になりたいと尊敬できる方達です。
私もあんな風になりたいと思い頑張ることができました。
すぐ近くに憧れるような人や尊敬できる人がいる職場で、私は本当に幸せ者だと思います。
発達支援室の保育士として、今後も広い視野を持ちつつも、専門性を高め、自分の興味関心のある分野に関しては心の赴くままにさらに深めていき、精進していきたいと考えています。
社会福祉士の学びを通して出会えた先生や仲間たち、素敵な人たちとの出会いに改めて感謝しています。
